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LOVE ♡ LIVE 2021 *Airy-Fairy Twintail*ツアー千秋楽日記

ツアー日程が入れ替わってたまたま初日になった大宮に参加して、個人的な事情で長い事参加できず、もんもんと過ごして次に参加できたのは東京でした。

丁度、ツアー終盤がスタートしたような、全通勢は何だかもう疲れているよーな不思議な空気感がありました。

不思議なのはツアーの雰囲気だけではなくて、コロナで本当は外出なんてしない方が良いに決まっているのに何故か街に人が居て、オリンピック施設は廃墟みたいな扱いで、どーしようも無くなったんだろうなと思うような世界中の異常気象ニュースを読んでいるせいだったと思います。

現実感が無いと言えばいいのか空疎と言えばいいのか。

 

有明ガーデンシアターに入ったら全員マスクをしていて、席は両隣スペースが設けられていて、ライブが始まっても本当に無言でいる人達を見ていたら皮肉なことに街を歩いている時よりも遥かに現実感を感じる空間でした。

ツアータイトルのAiry-Fairyと言う単語はスラングで、意味はimpractical and foolishly idealistic.だそうです。(https://www.urbandictionary.com/define.php?term=airy-fairy)

ただこの手の単語には必ず空想的なだとかファンシーなという意味があり、ご多分に漏れず例文では

“love might seem an airy-fairy, romantic concept”

と書いてあります。

もう少し直接言葉から受ける印象で行くとふわふわ感があって、whimsicalと説明しているサイトもあります。(https://www.idiomsandslang.com/airy-fairy/)

whimsicalとはダークな面のない、楽しくてポジティブな感じのする奇妙さ、映画作品で言うとアメリの空気感を指すイメージの言葉だそうです。(https://talking-english.net/whimsical-whim/)

空疎感のある日常からAiry-Fairyなゆかり王国のライブに来てみたら現実感を感じてしまうのは人から馬鹿にされてもやりたいことを貫いてきた共犯者のおっさん達のせいかと思います。

 

昨日、ツアー千秋楽に参加して思ったのはこのライブのコアはPink Pygmalionで、ライブ中に流れるイメージ映像もこの曲を頭に置いて制作されたんじゃないかなぁーと思いました。

タイトルのピグマリオン(Pygmalion)はギリシャ神話に出てくる王様で、現実の女性に失望して理想のフィギュア…ではなく彫刻制作に打ち込む風変りなおっさんです。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A5%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%B3)

ユカリンはこのおっさんの求める理想の女性(ガラテア)では無いので、と言うか、おっさんの求めているガラテアは恐らく時代とともに変化するので、やっぱパツ金で服も水色ワンピだよなぁーって感じで捨てられます。

冒頭のカットでユカリン人形を目隠しして捨てていた理由は、転売で買った別のおっさんではなくて制作した本人が棄てたことを暗に示しているような気がします。

 

捨てられた後にユカリンは何故か動けるようになっていて、ギリシャ神話からするとアプロディーテー無しで”再起動”したことになります。

(この世はAiry-Fairyなんだからそーゆーことがあってもいいじゃない。アプロディーテーとか要らんでしょう。)

再起動したユカリン本人はふわふわと動き始めます。

夜中にいきなりゴミ捨て場にぶち込まれたのはこのダサい服がいけなかったな。とでも思ったのか、髪を切ったり着るものを変えたりして2日目はピグマリオンを探し街を廻ります。

なんか楽しそうな顔をしているので、話の辻褄的には記憶を喪失したのかなとも思ったのですが、ユカリンはピグマリオンの愛を微塵も疑ってないのだから、隠れんぼしている認識なのかなと勝手に妄想しています。

(ゆかりんがいつもと印象の違う服を着て楽しく歩く映像が見たいだけで、ファンとしては辻褄はどーでもいいと思う。)

 

場面が変わってユカリンは探しつかれてビルの屋上でさっき貰った(?)ガーベラを持って黄昏ている。

花言葉が希望だと言うのは私にとってはどうでもいい。

ツアーコンセプト映像で、ガーベラが出たら花言葉じゃなくてSunny side Lilyを思い出してしまう。

あの妖精が何だかゴチャゴチャと喋っていたなと思い出してやっとこの映像がひたすら無言なことに気が付いた。

SSLは思い返すと楽しいツアーだった。

観光地で写真を撮ってライブ後に酒を飲んで気がついたらホテルの部屋のドア開けて全裸で床に寝てて…

この映像を見るに、普通の人はきっとガーベラを花屋で買って写真を撮ったりオシャレして集合写真でも撮ってたりするんだろう。

 

あれからユカリンとはタイプの違う人を好きになったおっさんも居ると思う。

でも傍から見てるとやってること一緒で、、、この壁に飾られた写真のシーンは結構えげつない。

 

一日中思い出に浸ってたら日が暮れた。

ユカリンはそーいえば、昔こんなことあったなぁ。と幸せな記憶を思い出したところで元の人形に戻る。

(フィギュア好きのおっさんが取らせた完璧なポージング中に小首を傾げたのが棄てられた原因だろうか。

或いは小首を傾げたせいで3次元嫌いのおっさんがユカリンが現実の女性になったことに気が付いて捨ててしまったんだろうか。。。)

ユカリンは元に戻るけれど、いる場所はゴミ捨て場じゃなくてビルの屋上なので、この不思議な3日間はきっと現実に起こったことなんでしょう。

凄い勢いで時間が過ぎてて、最後だけ時間が止まってしまう映像を見てるとツアー中の意識時間に似ているなぁと思いました。

ギリシャ神話が元ネタならハッピーエンドで終わるけど、これはあくまで Pink Pygmalion のイメージ映像で、おかげで次の綺麗なステージ演出の花火の歌詞の意味がじーんとくる、ツアーにピッタリなものだったと思います。

 

こういう馬鹿話はツアー中の地方の居酒屋の打ち上げで友達なりフォロワーなりと話せてたら良かったんだけれど、今回はふわふわしたままツアーが終わってしまったのでちょっと寂しかった。

 

下記は解釈の参考になった映像内容に関する記事

*【田村ゆかり】イメージ映像考察 YUKARI TAMURA LOVE♡LIVE 2021 Airy-Fairy Twintail 埼玉~広島公演

*【5月15日静岡公演】田村ゆかりLOVE♡LIVE2021 Airy-Fairy Twintail 参加初日感想

* 田村ゆかりライブツアー”Airy-Fairy Twintail”公演中映像の一考察(その1)